「ヤクルト外国人=当たりが多い」を独自の視点でウォッチ

プロ野球
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【スワローズ優良助っ人ペタジーニ、ラミレス、バレンティン…】外国人選手を獲得する際に重要視する事はいくつもあるかと思うが、ヤクルトのスカウトは実力はもちろんの事だが、日本(日本野球)にも適応できるか等という面にも注目しているという

ペタジーニ、ラミレス、バレンティンの共通点

ペタジーニ、A.ラミレス、バレンティン
3人に共通するのはバッティングの評価は高いが、守備の評価は高くないという点がある

昔のプロ野球では『ガンガンいこうぜ』とばかりに、打撃中心(打てる選手をスタメン起用)の野球をしていた時代もあった
が、それは諸刃の剣といえるかもしれない。

【巨人ガンガンいこうぜ時代】
T.ローズ、清原、ペタジーニ、D.マルティネス、小久保…
他球団のクリンナップを続々と獲得し、センターにローズ、ペタジーニ、マルティネスを外野で起用。
ロッテから獲得した守備の名手小坂を使わず、Bクラスに低迷という時代もあった

過去5年のヤクルト外国人選手

【2020〜2024主なヤクルト外国人投手】

選手 年齢 年俸 出身
サイスニード 29 8320 米国
ロドリゲス 25 9600 ドミニカ共和国
エスパーダ 27 10000 プエルトリコ
ヤフーレ 26 8100 ベネズエラ
ケラ 30 13200 米国
ピーターズ☆ 31 10500 米国
エスピナル 32 8800 ドミニカ共和国
マクガフ 30 5500 米国
A.スアレス☆ 30 9000 米国
コール 30 9100 米国
A.スアレス 30 4950 ベネズエラ
イノーア 27 6600 ドミニカ共和国
クック 30 6050 米国
※☆は左投げ
※年齢は来日1年目の年の満年齢
※年俸は来日1年目の年の推定年俸(単位:万円)

【2020〜2024主なヤクルト外国人野手】

選手 年齢 年俸 出身
オスナ 29 8400 ベネズエラ
サンタナ 29 10400 ドミニカ共和国
エスコバー 34 8720 ベネズエラ
※オスナ、サンタナ、エスコバーの3人全員が右投右打
※年齢は来日1年目の年の満年齢
※年俸は来日1年目の年の推定年俸(単位:万円)

オスナ、サンタナはペタジーニ、ラミレス、バレンティンと同様に守備力の評価は高くない

「守」のエスコバー獲得

2020年シーズンに大きな動きがあった。
これまでペタジーニ、ラミレス、バレンティンといった「打」の野手を獲得してきたヤクルトが、
2015年にゴールドグラブ受賞のエスコバーを起用したのだ
が、残念ながらエスコバーは1年で退団。
翌21年からは従来の「打」助っ人のオスナ&サンタナを起用し続けている。

※【ショートに課題】
ヤクルトは2019年、遊撃手の選手を固定できなかったチーム事情もあってか、エスコバーの獲得に動いたと考えられる。

※2019年ドラフト5位で長岡を指名。近年では長岡を「守れるショート」として起用を続けている

ヤクルト2年連続5位の理由

ヤクルト2年連続5位の理由わけは投手を含めた守備力が影響している事だと思われる

近年のヤクルトは『打線がよいが、投手力に問題あり』といわれる事が多い。

ガンガン打ちまくって勝てる試合(優勝する年)もあるかもしれないが、結果は2年連続5位。
補強・強化ポイントは長所(打撃力)をさらにのばすのではなく、短所(守備力&投手力)の改善(強化)なのかもしれない

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ヤクルト注目選手

ヤクルトAクラスのカギは「投手を含めた守備力の強化」といえるかもしれない。
そこで個人的なキーマンをあげるとすれば奥川恭伸投手だ。

21年のリーグ優勝・日本一は奥川の活躍が関わっていたといってよいだろう。
今後も背番号18奥川(01年4月16日生まれ、未来のエース候補)には注目していきたい

ヤクルトはパ・リーグ(DH有)向き?

ヤクルトの外国人野手は「打ってよし」の選手が多いと感じる。
DH無しなら、イチローのような「打ってよし、走ってよし、守ってよし」という選手ばかりをとればよいのではと思うファンもいるかもしれないが、
そのような選手はメジャーリーグも注目しているので致し方ない事なのかもしれない

【バランス(総合力)も大事】
極論だが、大谷9人とペタジーニ9人で野球をした場合、誰もが大谷9人が勝利するとこたえるだろう。
それでもペタジーニのような選手をとり続け、近年でもUZR(守備指標)リーグワーストを記録した事のあるサンタナをスタメンで起用し続けるスワローズには独自の考えがあるのだと感じた

※大谷9人=全員が大谷翔平。チーム大谷
※ペタジーニ9人=全員がペタジーニ。チームペタ
※大谷のような選手「打って走って投げてもメジャートップクラス」は特別。大谷のような選手は過去にも未来にも彼だけかもしれない

活躍する外国人選手は20代で入団!?

【巨人外国人データ】

『巨人、ダメ外国人多い』
『来日1年目の巨人・助っ人野手期待できない』
『なぜ巨人は30代後半の外国人野手に大金を払うのか』

などとファンからいわれる中でも、巨人の外国人選手で活躍していたのが20代で獲得した外国人投手であった。

【2012〜2021年、来日1年目が巨人の主な外国人投手】

選手 年齢
サンチェス 31
ビエイラ 27
デラロサ 30
メルセデス☆ 23
クック 32
ヤングマン 29
カミネロ 30
マイコラス 27
ポレダ☆ 29
セドン☆ 31
アコスタ 32
マシソン 28
※☆は左投げ
※年齢は来日1年目の年の満年齢

 
【2012〜2021年、来日1年目が巨人の主な外国人野手】

選手 年齢
スモーク★ 35
テームズ☆ 35
パーラ☆ 33
ビヤヌエバ 28
ギャレット☆ 35
セペダ★ 34
アンダーソン☆ 32
ロペス 30
ボウカー☆ 32
※☆は左打ち、★は両打ち
※年齢は来日1年目の年の満年齢

 
以上のデータから
野手が投手に比べ年齢が高い傾向にありました。

※2012〜2021年の10年間での所属年数最長はマシソンの8年(2012~19)
マシソンをはじめ、活躍してきた外国人投手は20代、20代後半~30代前半という傾向にありました。

筋肉のピークは30代
人間の筋肉(筋肉量・力)のピークは30代(30歳頃)で、筋肉量が減ると様々な機能が低下するといわれている。

このデータは球界でも当てはまるケースが多く、
「20代後半~30代前半頃」の選手が全盛期と呼ばれることがある。

実際にキャリアハイの成績(過去最高の数字)を残した選手の年齢が「20代後半~30代前半」という事がある
※例外などもあり



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