プロ野球最強ベストナイン・個人的オーダー「オレ流打撃理論」

野球実践知識
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個人的な「プロ野球最強オーダー」。様々なデータなどをもとに歴代ベストと思うオーダーを紹介。4番は落合博満。落合は三冠王を3回獲得(プロ野球史上最多)し「ボールの下を叩く」というオレ流打撃理論をいち早く導入した

(個人的)プロ野球最強ベストナイン

個人的な「プロ野球歴代ベストナイン」は以下の通り

打順選手守備打率本塁打球団
1イチロー△.322235マリナーズなど
2赤星憲広△.2953阪神
3バース△.337202阪神
4落合博満.311510ロッテなど
5松井秀喜△.293507巨人など
6山田哲人.297202ヤクルト
7大谷翔平△.28588日本ハム、エンゼルス
8古田敦也.294217ヤクルト
9坂本勇人.293223巨人
P田中将大楽天、ヤンキース

※△は左打ち
※打率、本塁打は通算成績。現役選手は2019年までの通算成績
※イチロー、松井、大谷の成績は日米通算

※イチロー 通算成績
NPB通算:打数3619、安打1278、打率.353、本塁打118、OPS.943
MLB通算:打数9934、安打3089、打率.311、本塁打117、OPS.757
日米通算:打数13553、安打4367

 
※松井秀喜 通算成績
NPB通算:打数4572、安打1390、打率.304、本塁打332、OPS.996
MLB通算:打数4442、安打1253、打率.282、本塁打175、OPS.822
日米通算:打数9014、安打2643

 
※大谷翔平 通算成績
NPB通算:打数1035、安打296、打率.286、本塁打48、OPS.859
MLB通算:打数710、安打203、打率.286、本塁打40、OPS.883
日米通算:打数1745、安打499

 
※バースのNPB通算(6年間)OPSは驚異の1.078
まさに「史上最強の助っ人」である

 
【オーダーのポイント】
以上のオーダーは最強「ベストナイン」であり、
最強「打者」ではない
という事がポイントとなります。

名将・野村克也監督が赤星憲広、小坂誠らを起用したように、
走力・守備力なども重視するのであれば、源田壮亮または小坂誠をショートストップ、
遊撃手に源田、二塁手に小坂という選択肢もあるというのがポイントとなります。

(大谷翔平は今後の期待も込めてランクイン)

 
【最強候補・左打者(一例)】
世界のホームラン王・王貞治、
日本プロ野球初の3000安打・張本勲、
福本豊、タフィー・ローズ、松中、小笠原道大、柳田悠岐、青木宣親…

 
【右打者(一例)】
ミスター(長嶋茂雄)、
ロバート・ローズ、A.カブレラ、A.ラミレス、ウッズ、マートン、バレンティン、
内川、和田一、中村剛、山川穂高…

 
【両打ち(一例)】
松井稼頭央…

野球打撃理論

以上のオーダーは正直、誰が何番を打ってもよい打線。
その中でプロ野球歴代最多本塁打(868)の記録を持つ王貞治を選ばず、
落合博満を四番としたオーダーを組んだのには当時の打撃理論などにも影響する

 
【王貞治の打撃】
「一本足打法」として知られる王貞治だが、王がホームランを量産していた頃の打者で
あしを上げた打撃フォームは王貞治ぐらいだったと言います。

近年はアシを上げる打撃フォームの選手を数多くみるが、
王選手が活躍していた時代には、まだ打撃理論(よりボールを遠くに飛ばす知識やデータなど)
が広く知られていなかったという事も考えられる。

その為、王選手が現在のプロ野球でもその成績が残せたかといわれると、疑問が残る

 
【落合博満・打撃理論】
落合は独自の打撃論「ボールの下を叩く(ボールの下をとらえる)」という、
フライボール革命(フライボール革命のようなオレ流打撃理論)をいち早く導入
していたといわれる。

独自の打撃理論は「オレ流」とも呼ばれ、
日本プロ野球史上唯一の「三冠王を3度」獲得した「最強右打者」(候補の1人)。

オレ流(俺流・オレ竜)と言うワードは中日の監督に就任してからも
新聞やテレビ等でも使われ独自の采配でドラゴンズは常勝軍団と呼ばれるチームとなった

 
【芸術的・天才バッター落合の打撃】

↑ 中日現役時代の落合選手の逆方向への右打ち。
だが、お気づきだろうか。不正疑惑とも思える映像が…
再生時間1分14~15秒あたり(スロー、リプレイシーン)にて
二塁ランナーが左手を横に挙げ、コース(外角)を指示しているような仕草が

落合博満プロフィール

落合博満おちあい ひろみつ
1953年12月9日生まれ
秋田県南秋田郡若美町(現、男鹿市)出身
178cm 82kg
右投右打
ポジション:内野手 (一塁、三塁、二塁手)
初出場 :1979年5月29日
最終出場:98年10月7日

【選手歴】
秋田県立秋田工業高校
東洋大学(中退)
東芝府中
78年ドラフト3位でロッテ入団
ロッテオリオンズ (79~86)
中日ドラゴンズ (87~93)
読売ジャイアンツ (94~96)
日本ハムファイターズ (97~98)

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【監督歴】
中日ドラゴンズ (04~11)

 
プロ入り3年目でセカンドの定位置を掴んだ隠れたプロ野球最強の二塁手候補の1人。
(一・三塁手のイメージが強いため)

プロ野球史上唯一となる3度の三冠王を達成(すべてロッテ時代)。
プロ野球史上初の1億円プレイヤー。

04年から11年まで中日の監督として、すべての年でAクラス入りを果たした名将。
4度のリーグ優勝、1度の日本一を達成。

13年シーズンオフから17年1月までは中日のゼネラルマネージャー(GM)を務めた

落合博満の名言

  • 打率だけ狙うなら4割を打つのは簡単だ。
    でも3つ全部取らなきゃ意味がないから
  • 素振りを1本でも多くやったヤツが、勝つ世界
  • 欠点を直すこと、それはよい部分が失われることでもある
  • 最終的にこうなってくれればいいという かたちを示し、
    その人にあったやりやすい方法を探す。方法論は何も一つだけではない
  • うまくなるヒントは、なんぼでもその辺に落ちている
  • 私は「落合中日」ではなく「中日の落合監督」だと思っています。
    あくまで主役は選手達です
  • 上司という立場にいるのなら、任せる部分はきちんと部下に任せておいて、
    あとはうまくそれらを機能させるというやり方を取るべきだ
  • 本当にその選手を育てたいと思ったら
    『負けるなら負けてもいい。この試合はおまえに任せた』と言ってやるのが大切
  • 代打で始まった俺の野球人生。最後も代打で終わりたい

打撃三冠王・達成者

【プロ野球(NPB)】

 松中信彦(福岡ダイエー) 
2004年 打率.358 本塁打44 打点120

NPBでは18年ぶりとなる、史上7人目の打撃三部門を制した「平成唯一の三冠王」

 
 ランディ・バース (阪神) 
1985年 打率.350 本塁打54 打点134
1986年 打率.389 本塁打47 打点109

三冠王を2回獲得(2年連続)
最強の外国人助っ人
本来(日本語表記)は「ランディ・バス」だが、
『阪神バス、エンスト(スランプ)』などの記事を出されることを恐れ、
バースと言うネーミングに決定

 
 落合博満 (ロッテ) 
1982年 打率.325 本塁打32 打点99
1985年 打率.367 本塁打52 打点146
1986年 打率.360 本塁打50 打点116

三冠王を3回獲得した「ミスター三冠王」。
三冠王3度獲得はプロ野球(NPB)最多記録

 
 ブーマー・ウェルズ (阪急) 
1984年 打率.355 本塁打37 打点130

 
 王貞治 (巨人) 
1973年 打率.355 本塁打51 打点114
1974年 打率.332 本塁打49 打点107
三冠王を2回獲得
※三冠王を獲得しそうなシーズンは何度もあったが、
同じチームメイトである長嶋茂雄に三冠王を計7回阻止された
(首位打者4回、打点3回)

 
 野村克也 (南海) 
1965年 打率.320 本塁打42 打点110

 
 中島治康 (東京巨人) 
1938年秋 打率.361 本塁打10 打点38
(38試合155打席 長打率.626) 
※日本プロ野球初代三冠王

 
【NPBファーム三冠王】

迎祐一郎 (サーパス)
2007年 打率.342 本塁打14 打点61

 
コーリー・ポール (西武)
2000年 打率.353 本塁打21 打点69
2001年 打率.352 本塁打27 打点95

 
ジェームス・ボニチ (オリックス)
1997年 打率.338 本塁打15 打点58

 
庄司智久 (巨人)
1977年 打率.344 本塁打10 打点54

 
【海外の三冠王(一例)】

★メジャーリーグ (MLB)
ミゲル・カブレラ
デトロイト・タイガース
2012年 打率.330 本塁打44 打点139

MLB45年ぶりに三冠王(トリプルクラウン)達成
父は祖国ベネズエラのプロ野球選手。
母はソフトボール・ナショナルチームの遊撃手
というサラブレッド

 
★韓国野球委員会 (KBO)
李大浩(イ・デホ)
ロッテジャイアンツ
2006年 打率.336 本塁打26 打点88
2010年 打率.364 本塁打44 打点133

韓国球界で三冠王2回。
韓国野球最高の打者との呼び声が高い



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